西麻布・KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYでは、7月16日(火)よりキム・ジンヒ個展『Finger Play』がオープンいたしました。
キム・ジンヒは、1985年、韓国釜山生まれ。同年代の女性の抱える痛みや不安などの繊細な心象に同調する〈Whisper(ing)〉シリーズでデビューし、同作品を発展させる形で、より深く被写体である彼女たちの深層心理を反映させるために、言葉などを「プリントに刺繍」する手法を〈She〉シリーズより作品に取り入れ始めました。
今回、初めて個展形式で発表する〈Finger Play〉は、韓国内を流通する印刷物にみられる女性の「手」に着目し、社会における女性の手に対する集合的認識を考察しながら、それらを収集およびセレクトした後にみずからの手仕事で図案を配置しています。プリントの上に刺繍を施した新作の他に、新たな試みとして手と糸を再配置し再撮影した新作の作品群を発表いたします。
常に同年代の集合的意識に感性を傾けながら、そこに自らの無意識的な感覚や作業を織り込ませ、着実にアーティストとしてキャリアを重ねてきたキム・ジンヒ。弊廊で初めて個展形式にて展開される彼女の新たな作品世界に、是非ともご期待ください。
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“FingerPlay-018” | “FingerPlay-025”
2019 | embroidery on digital pigment print
© Jinhee Kim, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
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